『うるかす』という言葉、広島県人の方は、ほとんどの方が知らないと思います。

「（お米などを）水に浸けて水分を吸わせる」という意味で、標準語ではないものの、かなり広い地域で使われているようです。

使う人の割合が80%をこえている都道府県が、北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形となっていました。

※[夕刊フジ・Jタウン研究所]より引用

私も『うるかす』という言葉を、詳しく調べてみました。

「うるかす」=「潤+かす」で、やはり北海道や東北で多く使われているようです。

米を水に浸し、吸水させること。

乾物を水に浸して、戻すこと。

食器を洗う前に水につけて、ご飯粒などを ふやかすこと。

『北海道方言辞書』では、水を含ませる、水になじませる、ふやけさせる。

以上のような意味で、「米をうるかす」というように使われています。