クリーニング大野屋の社長ブログ

広島で丁寧な仕上の衣類クリーニングをしている『クリーニング大野屋』の政木です。

汗をかいた時に使用する使い捨てタイプの顔拭きシートやボディーシートは、手軽にスッキリすることができるので各メーカーから男性用、女性用共に沢山の種類が販売されている。

清涼感が特徴のものからデオドラントのもの、薬用アクネ(ニキビ予防)まで効果も多岐にわたっている。

その顔拭きシートで衣類が変色する事例が、発生したとのこと。

発生状況は、綿100%のモスグリーンメンズジャケットを購入し初めて着用。

車内で洗顔シートを使用して顔や首を拭いた後、しばらくしてジャケットを脱いで置き、約1時間後に着ようとしたら赤っぽい変色に気付いた。

その変色部分には洗顔シートがあったことから、それが変色原因だと考えられた。

持ち込まれたクリーニング店にて目立たないところで再現テスト(1時間接触した状態でテスト)を行うと、同じような赤っぽい変色が発生したことから原因は確定。

他の生地(9種類)を使用してテストしたところ、全ての生地に対して変色が発生するわけではなく、1件だけ変色が見られたという。

これらのことから、染料の種類や染色堅牢度などが関係している可能性が考えられる。

また、このようなシート類には抗菌剤や保存料、安定剤、酸化防止剤などの様々な成分が含まれており、原因を突き止めるのは難しいと思われる。

このような汗拭きシートは首などを拭くことが多いので、クリーニング受付時に衿周りや脇の変色などをチェックする必要がある。

※[全ドラ]より引用

今までにも、綿素材についてはブログで紹介していますが、今回の様な汗拭きシートや化粧品、整髪料などにも注意が必要です。

また、汗の付着や日光での変色リスクなども店舗スタッフだけではなく、お客様にも呼びかけていくことが必要だと思っています。

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